あいべや日記

"東大生2人と共に、3人でWebサービスを作りながらルームシェアしませんか!?"という、とあるサイトへの投稿から始まった物語

乙女なアナタを呼び覚ます。ルームシェアの胸キュン。

こんばんは。昨日めぐみさんとの再会を果たした男、学です。
今日は乙女心について書こうと思います。
 
皆さんは、自分の中に乙女な部分があると感じたことはありますか?
乙女心を辞書で引くと「少女の純情で感じやすい心。」(大辞泉などとあります。
 
なるほど確かに私は、もしかしたら貴方も、少女ではないかもしれません。
しかし、少女のような純情で感じやすい部分が、誰しもの心に眠っていると私は考えます。
 
たとえ齢50を過ぎ、よれよれのシャツとパンツで部屋をうろつき、昼間からビールで酔っ払い、おやじギャグと乳首あてゲームとかが大好きなオジサンであっても、彼の中で小さく丸まっていた、可愛らしい乙女が目覚める瞬間があると、私は信じます。
 
さて、ではどんなときに、私たちの乙女は眠りから目覚めるのでしょうか。
当たり前となった日常生活では、彼女はなかなか起きてくれないでしょう。
慌ただしく過ぎる、当たり前となった毎日。素敵ですが、彼女には物足りません。
やはり、非日常的な刺激が必要です。刺激? YES、ルームシェアです。
 
慣れないルームメイトとの、慣れない共同生活。当たり前が当たり前でなくなり、非常識が常識となる生活。
そんな日々に身を委ねている私の中の乙女は、今まさに、不眠症なのです。
 
朝目を覚ますと、台所に向かう純平さんの後ろ姿があります。
熱を出しているのに、明るくふるまう響さんの笑顔があります。
小さな気遣いが、すさんだ心に沁みわたる瞬間が何度もあります。
 
…そしてなにより、トイレです。汚い話ですが、私の乙女心が爆発する瞬間が、実はトイレなのです。
想像してください。築30年を超えた3DKのトイレ。
清潔ではありますが、小奇麗ではありません。なにより、あなたのプライバシーを守る扉は決して厚くありません。更にトイレがある廊下とリビングとを隔てるべき引き戸も、利便性を優先し、常に開かれた状態にあります。
つまりあなたは、筒抜けなのです。
 
だ、だめだよぉ。
こんなところで…。で、できないよぉ…。
 
私は顔を真っ赤にしてしゃがみこんでしまった私の中の乙女を抱きしめ、むせび泣きました。いいんだ。それでいいんだ。
 
我々が進化する過程で得た、恥じらいという名の乙女。
彼女のため、私は音姫制度の設立に尽力する所存です。