あいべや日記

"東大生2人と共に、3人でWebサービスを作りながらルームシェアしませんか!?"という、とあるサイトへの投稿から始まった物語

男3人ルームシェア、真夏の熱い夜

 

 

こんばんは、ibeyaの青春、響です。

 

僕たちのルームシェア「ibeya」も、入居日からはや1ヶ月が迫って参りました。

ルームシェアを始めた当初は涼しかったこの部屋も、夏が近づき徐々に暑くなってきました。

 

夏といえば、真っ青な空、輝かしい海での海水泳、かき氷、花火、夏祭り…

楽しい言葉が目白押しですね。真夏の新たな恋も、あるかもしれません。

 

僕たちはというと、比較的部屋に籠ってPCに向かう時間が多く、青春担当としては何か考えなければいけないのですが、もっと根本的な問題が一つあります。



冷房がない…



確かに、僕は5年ほど前、高校時代の夏も冷房なしで過ごすことができました。しかしそれは、北海道釧路市のはなし。北海道の中でも夏が比較的涼しい地域です。

 

そして、ここは、東京都板橋区成増。環境要因が全く違います。

気温は高いし湿度も高い、部屋にいる時間も長ければ集中する必要もある。視界には紅零点。これでは、華やかな青春は訪れないでしょう。



さて、どうしたものか。

最近早くも暑くて、扇風機だけでは辛いタイミングも増えてきました。

これから真夏に進むにつれて、頭もおかしくなるような暑さになってくるでしょう。

男3人で冷房をつけず、薄着になっていき扇風機でなんとか暑さをしのぎつつ、汗をかきながらコードを書くのです。



そんななか、先日僕と学さんはあることに気付きました。

毎週土日の夜0時前頃に、ある異変が起こるのです。

 

近所から、女性の笑い声が聞こえてくるのです。

いや、本当にこれは笑い声なのか?20分は続きます。

もしかして、笑い声じゃなくてなんかの声なんじゃないか?

 

心の中に芽生えてきた気持ちを押しのけ、僕と学さんは、議論が行き詰まったところでそっとその話をやめ、Macbookに向かい直したのでした…



僕たちが送るのは、華やかな青春じゃなくてもいいんじゃないか。

夢と志を胸に、熱く泥臭い青春を過ごしてもいいんじゃないか。

これだけ特殊な環境にあり、チャンスなのだから。

 

汚れず、清く正しく熱く、生活していこう。

 

僕は、隣り合う部屋に寝る学さんと純平を残し、共用スペースを挟んで一つ離れた場所にある、隔離された自分の部屋に戻っていくのでした。



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